松橋事件の概要とは 再審無罪で宮田浩喜は冤罪確定? 熊本地裁謝罪はなし

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2019年3月28日、熊本地裁は松橋事件で殺人罪が確定し13年間服役した宮田浩喜さん(85)に無罪判決を言い渡しました。1985年に発生した松橋事件とはどのような事件だったのか、まとめました。

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松橋事件の概要

松橋事件は、1985年1月8日に熊本県松橋町(現在の宇城市)の民家で発生した殺人事件です。松橋町はここです。

松橋事件の被害者は刺殺

松橋事件の被害者は首などを刃物のようなもので刺され死亡していました。死亡推定時間が1月4日から1月6日の間とされる中、警察は1月5日の夜に被害者と口論になった宮田浩喜さん(当時51歳)に当たりをつけました

出典:fstopics.com

松橋事件容疑者として宮田浩喜が連日厳しい取り調べ

警察は宮田浩喜さんの自宅を常に監視し、1月8日から1月20日までの13日間のうち9日間、長時間の厳しい取り調べを行います。挙句、宮田浩喜さんは「否認のまま逮捕してくれ」と懇願するまでに追い詰められ、20日に自白したことにされ逮捕されました。

松橋事件 1990年に宮田浩喜の殺人罪確定

熊本地裁は宮田浩喜さんの自白を元に裁判を進め、1990年に宮田浩喜さんの有罪が確定しました。

松橋事件 検察が宮田浩喜の自白を捏造?

松橋事件で宮田浩喜さんの有罪が確定するにあたり、物的証拠はほぼなく、宮田浩喜さんの自白のみでした。目撃者もいなかったのです。そんな中、検察が主張した凶器は「切り出し小刀」でした。しかし検察から出される凶器に関する主張も二転三転していきます。下記です。

  • 凶器は切り出し小刀と主張する。しかし切り出し小刀からは被害者の血痕などが検出されなかったことが判明。
  • その矛盾を解消するため、血痕などが検出されなかった理由は「凶器に血痕がつかないようにボロ切れを巻きつけ、犯行後そのボロ切れは焼却し、小刀は研いだだめ」とし、「実際宮田浩喜さんがそのように自白した」と主張。

これらの主張が通り、宮田浩喜さんは有罪が確定するわけですが、その後、とんでもないことが発覚します。

出典:fstopics.com

松橋事件 2012年再審請求時の衝撃事実

2012年松橋事件の再審を請求するにあたり、衝撃的な事実が発覚します。なんと焼却したはずのボロ切れが存在していたのです。

出典:tskeightkun.blog.fc2.com

このボロ切れは熊本地検に保管されており、検察もそれを知りながら検察の「ボロ切れは焼却したと自白した」という主張を通すために、ボロ切れの存在を隠し通していたのです。このため宮田浩喜さんの自白は検察の捏造ということが明らかになり、さらに被害者の傷が切り出し小刀でできる傷ではないという法医学鑑定が新たな証拠として提出されたのです。これにより宮田浩喜さんの冤罪の可能性が高まりました。とはいえ宮田浩喜さんは1999年に13年にも及ぶ殺人罪の刑期を終え、出所しており、この再審はさらにその13年後の話です…

松橋事件 宮田浩喜再審無罪判決

2016年6月に松橋事件の再審が開始され、2018年12月に検察側が宮田浩喜さんの有罪立証を断念します。これを受け2019年3月28日、熊本地裁が宮田浩喜さんに無罪判決を言い渡しました。

熊本県松橋町(現宇城市)で1985年、男性=当時(59)=が刺殺された松橋事件の裁判をやり直す再審で、熊本地裁は28日、殺人罪などで懲役13年が確定し服役した宮田浩喜さん(85)に無罪判決を言い渡した。

 溝国禎久裁判長は「犯人との証拠がなく、殺害は認められない。確定判決から長い年月がたち、可能な限り速やかに判決を出すのが適当だ」と述べた。

出典:headlines.yahoo.co.jp

出典:headlines.yahoo.co.jp

こちらが現在の宮田浩喜さんです。

出典:headlines.yahoo.co.jp

松橋事件再審無罪 SNSでは?

まとめ

宮田浩喜さんは現在85歳。痴呆症で介護施設で寝たきり状態のため、出廷はできなかったそうです… 裁判官からの謝罪の言葉はなかったそうですが、それでも無罪を勝ち取れて本当によかったです。

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