「脳をむしばむアメーバ」は日本にもいるの?殺人アメーバ「ネグレリア・フォーレリ」の症状と潜伏期間

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米南部テキサス州で29歳の男性が「脳をむしばむアメーバ」に感染し死亡したことがCNNなどで報じられました。「殺人アメーバ」という別名もあるほどの危険な寄生虫ですが、日本にもいるのでしょうか?その症状と潜伏期間についても調査しました。

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殺人アメーバ「ネグレリア・フォーレリ」

ネグレリア・フォーレリは学名で日本ではフォーラーネグレリアと呼ぶことの方が多いと思います。

人間の脳を破壊するアメーバは世界各地で感染報告があり、2011年にはアメリカで3人がこれに感染し命を落としています。

また、2012年にもパキスタンで被害報告が相次いだ事もあります。

毎年、数名がこれにかかり死亡するというニュースが世界中で報じられています。

感染するのは稀であるものの、その致死率は95%以上

早期発見できない限りはほぼ死に至る恐ろしいアメーバなんです…。

ネグレリア・フォーレリの感染経路、潜伏期間

生息場所は川・池・湖・温泉・プールと水場であれば至るところに生息しています。

25℃~35℃くらいの温かい水を好み世界中で生息が確認されています。

感染経路は夏の温かい淡水で泳いだりする事が原因となるケースが多いようです。

人間の鼻から侵入し組織を貫通させ脳の先端を壊死させることでその神経繊維を辿り脳にまで到達します。

脳に達すると組織融解酵素というに肉を溶かす液を出し脳を溶かし、それを栄養として増殖します。

潜伏期間は感染後4日~1週間程。

ネグレリア・フォーレリの症状

アメーバが侵入することでまず最初の自覚症状が匂いや味の変化を覚えます。

続いて頭痛、肩こり、発熱、腹痛などの症状があらわれます。

その後、急速に昏睡して死に至るケースが多くみられます。

日本に生息しているの?

結論から言うと日本でも感染する可能性はあります。

1996年11月に佐賀県鳥栖市で25歳女性がネグレリア・フォーレリに感染し、7日目に意識混濁、9日目に死亡が確認されました。

1996年11月17日、佐賀県鳥栖市在住で食品加工会社に勤める25歳の女性は発熱をし、翌日、会社を休んだにも関わらず熱が下がることはなく、19日になると熱が38度を超え、頭痛、嘔吐の症状があらわれました。

近くの病院で診察を受けたところインフルエンザと診断されました。

しかし、翌日には39度を超える熱が出て、頭痛、悪寒がひどくなり入院することに。

熱は21日を過ぎても下がる事はなく、意識混濁を起こして久留米大学病院救命救急センターに昏睡状態で救急搬入されました。

細菌性髄膜炎の可能性として治療を行うも一向に改善する気配はなく22日になりようやく脳のアメーバの存在に気付き原発性アメーバ性髄膜脳炎と診断されるも女性はすでに脳死状態になっており、そのまま回復することはなく27日に亡くなりました。

死後女性を病理解剖すると、脳は形状を保てないほど溶けていたのだとか…。

それ以降は確認されていないものの、日本でも感染した事例があるということは感染経路が確率されているということ。

今後、地球温暖化に伴い日本でも感染者が増えるのではないかといわれているんです。

また、恐ろしいことにこの日本で発症した事例は感染経路がわかっていません

確認をしてみても水源に入ったことは確認されず、一体どこで感染してしまったのでしょうか。

ネグレリア・フォーレリの治療法

ネグレリア・フォーレリに感染した人が生存した例は今までに8件しか報告されていません。

70年代に感染した人は抗生物質による治療で1人助かりましたが、その他の同じ治療法を用いた患者は誰一人として助かっていません。

しかし、2013年に感染した中学生2人は乳がんの治療薬として開発された新薬を投与したところ、アメーバの活動兆候が消える等、効果が表れたそうです。

ただ、この新薬を使っても感染具合によっては死亡してしまいます。

感染予防をしっかりすることと、早期発見ができなければ極めて現代でも致死率は高いといえます。

日本では発症する確率はかなり低い

こちらはフォーラーネグレリアの電子顕微鏡写真なのですが、人の顔に見えますよね…。

本当に恐ろしいアメーバで殺人アメーバと呼ばれるのもわかるかと思います。

海外では水道水に含まれているのが確認されたり、今まで発症が確認されていなかった地域でも存在が確認されたりと徐々に拡大しているような印象を受けます。

日本では先ほど紹介した例1件のみで、一体何が原因で発症したのかもわからない状況です。

水道も消毒されているため問題はなく、今後もそこまで爆発的に数が増えるものではないと思われます。

しかし、先ほども触れましたが世界的に感染経路が拡大しているため、日本でも徐々に繁殖しやすい環境になっている可能性があります。

今までなかったとはいえ、今後どうなるかはわからないので25~30℃ほどの淡水の場所に行くようでしたら顔を水につけることを避けた方がいいかもしれませんね。

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