新潮45が杉田水脈の擁護企画を組み炎上。小川榮太郎「LGBTはふざけた概念」。新潮社内でも批判が高まる

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新潮45がLGBTへの差別的な特集を再度組み炎上しています。

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発端は新潮45「LGBT支援の度が過ぎる」

8月号の新潮45で「LGBT支援の度が過ぎる」というタイトルで自民党衆議院議員の杉田水脈氏の寄稿が掲載されました。

内容はLGBT支援の税金投入への苦言で、子育て支援や不妊治療などに税金を投じるのであれば少子化対策としての名分は立つが、子供もできないLGBTは「生産性がない」ため、税金を投入することは政治家の人気取り政策なのではないかというもの。

堂々と真っ向から差別的発言を与党議員が紙面で行うという傲慢な態度にLGBTの方はもちろん、多くの批難が集まりました。

生産性は何も出生だけに限らず労働及び納税も含まれるものなので、マイノリティを否定するだけの短絡的な文章であるといえるのではないでしょうか。

杉田氏は2014年の国会で「日本には女性差別が存在しない」と発言しています。

それと同時に「男女平等は絶対に実現しない妄想」であると言い放っています。

性差による役割分担は神様が作ったものなので、男性は男性の役割を全うし、女性も女性の役割を全うするべきであるという主張で、その考えがLGBTへの否定へ繋がっています。

誰でも大人になれば異性に惹かれ、結婚して子供を産み、家庭を持つということこそが自然な成り行きだと解釈しており、そのような考えの中ではLGBTに生産性がないという結論に至るようです。

杉田議員自身はLGBTだからといってそこまで差別はあるものでしょうか?LGBTの友達がもし自分にいたとしても気にせずに付き合うことができますと発言していますが、実際にどれだけの差別が存在するかを確認せず、また自身の立場を弁えずに差別的な発言をしている時点で友情関係が成り立つのかも疑問です。

これは政治家が世の中は元々、理不尽で生きづらいものだから受け入れろと発言していて、社会制度の改革を打ち出していく立場の人が発言することなの?と自身がLGBTではなくとも憤りを感じてしまう内容ではないでしょうか。

ちなみに、これらの発言に対して自民党は指導という処置で処分はしていません。

世論の批判が強いので指導をしたという形で、あまり自民党自体はこの問題を重要視してはいないようです。

「性的指向・性自認に関する特命委員会」において議論が続けられ、性的な多様性を受容する社会の実現を目指すとしていますが、単に叩かれているだけという認識であるならば、LGBTについての政策は党内部でも割れているのかもしれません。

もちろん自民党の中でもLGBTへの正しい理解の増進を目指している方は多数いらっしゃると思いますので、そのような方にとっては杉田議員の発言はマイナスプロモーションになってしまったようです。

安部首相は「政治家は自分の言葉によって人がどのように傷ついているか、十分に考えながら発言をすべきだ」と指摘しています。

新潮45「そんなにおかしいか杉田水脈論文」

9月18日に発売の「新潮45」では、多くの批判を浴びた杉田議員の寄稿を擁護する特集が組まれました。

出典:twitter.com

出典:twitter.com

その内容は杉田議員の擁護と杉田議員の批判を過度なバッシングとみなす主張を7人が行っているものです。

中でも文芸評論家の小川榮太郎氏の発言はかなり過激な内容で、不快感を覚える人が続出しています。

「ふざけるなという奴がいたら許さない。LGBTも私のような伝統保守主義者から言わせれば充分ふざけた概念だからである(中略)彼ら(編集部注:痴漢症候群)の触る権利を社会は保障すべきではないのか。触られる女のショックを思えというか。それならLGBT様が論壇の大通りを歩いている風景は私には死ぬほどショックだ、精神的苦痛の巨額の賠償金を払ってから口を利いてくれと言っておく」

出典:twitter.com

「性的嗜好(原文)についてあからさまに語るのは、端的に言って人迷惑」

「希少種を除けば性には、生物学的にXXの雌かXYの雄しかない」

また、LGBTになぞらえた自身の造語”SMAG”(サド、マゾ、尻フェチ、痴漢)で

「LGBTの生き難さは後ろめたさ以上のものだというなら、SMAGの人達もまた生きづらかろう」

「LGBTはふざけた概念」

「(痴漢の)触る権利を社会は保障すべき」

独自の観点で擁護を繰り広げている状況です。

痴漢は犯罪というのは誰でもわかると思うのですが、LGBTと痴漢は同列ではないし、犯罪する権利を主張するというのはいかがなものでしょうか。

この発言にも現在は多くの批判が集まり炎上しています。

ネットの声

新潮社出版文系部「良心に背く出版は、殺されてもせぬ事」

新潮社が運用している公式ツイッターの「新潮社出版部文芸」では、18日の発売以降、批判的な意見をあえて多数リツイートしているようです。

これは新潮社社内からの抗議とみられていて、19日午前には

「良心に背く出版は、殺されてもせぬ事(佐藤義亮)」

と、創業者の言葉を一文、掲載しました。

新潮社宣伝部の見解としては以下の通り。

杉田水脈氏の論文に端を発する新潮45の記事については、社内でも様々な意見が存在していますが、弊社では言論の自由を最大限に尊重するという立場から、各部署、社員の個人の意見表明に足して言論統制のようなことは従来より一切行っておりません。なお、新潮社出版部文芸のツイッターは、特定の個人が発信しているのではなく、複数の社員で共有しているものです。

複数の社員によって運用されていると明らかになり、社内でも色々な意見が出ているようです。

新潮創始者、佐藤義亮の言葉

「良心に背く出版は、殺されてもせぬ事」

新潮社創立者の佐藤義亮が定めた社是。

これを掲載し、「新潮社 広報宣伝」、「新潮」、「新潮文庫nex」の公式アカウントが無言でリツイートを行い、「新潮社 広報宣伝」では批判的な発言を文芸部と同様にリツイートしています。

今の時代、LGBTへの理解は以前よりも進んでいるものの、それは未だ充分なものではありません。

例えば、こちらは今話題になっているツイートなのですが、同性愛者を買い物中に見て不快だったというお客様の声に対して、お店側は「もう来ないでください」と真っ向から相手の考えを否定する回答を掲載。

店側は言い過ぎではないか?という声もありますが、これには後日談があり、掲載を見た女性客が謝罪をするために来店されたそうです。

「LGBTの人を理解することはまだできない」としながらも、理解しようと努力すると約束したとのこと。

この話の真偽は不明ですが、このツイートが話題になり、店側の対応が神!と称賛されるほどには、現在はLGBTへの理解、差別への嫌悪感、否定は進んでいるのではないでしょうか。

今回の記事が炎上商法の一環だったとして、それは良心に背く出版ではなかったのか新潮45にも考えてほしいものですよね。

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